My life as an APE

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2006年05月
お引越し良い貸家を見つけたので、お引越し。
2年以上住んだ"池のほとりの家"に別れをつげる。池の家は環境もよく、間取りもユニークで、住処を点々としてきた自分にしては大分慣れ親しんだ家だった。子供が増えてきたり諸々でやや手狭になったので引越しに。池の家での心残りといえば、亡き祖母を連れてこれなかったくらいだろうか。
新しい家は、広くなった分山奥に引っ込み、開拓満20年の住宅地にある"山の家"。京王線的感覚でいえば、京王八王子近郊、という感じだろうか。

引越し作業は、業者に頼らず自力でおこなった。前回引越し時には業者を利用したのだが、割高、勝手に延長料金、いい加減、手荒、破損のアフターサービスなしのつぶて、と5~6拍子そろっていたのに懲りた。今回はアメリカ人に倣い、DYIで強行することに。

引越しのハイライトとなるのはトラックでの家具運送だが、知人のTさんに手伝っていただいた。
トラックのレンタル先はU-HAUL。街中を良く走っている赤と白のトラックだ。
U-Haulで借りたのはマニュアルの4トントラック、走行距離35万キロオーバーの、控えめに言っても極めてオンボロなトラックだ。他にトラックがないと言われれば、仕方ない。運転手のほうも中々で、三年ぶりのマニュアル車、初めてのトラック、座席が大きくてまともに足が届かないと、これ以上謙遜のしようがない。
坂道ではどう頑張っても30キロ以上出ないことから、フリーウェイは断念して、一般道で行った。途中、切り返しの不可能そうな小路にわざわざ迷い込んだり、路肩に乗り上げたり、延々渋滞を作ったり、非常にプライスレスな経験だった。心配して同乗してくれたTさんも、さぞやエキサイティングな体験をしたことだろう。それでも最後のほうでは慣れ来て、車の運転というよりは往年のセガゲーム"パワードリフト"のような大味なゲーム感覚をエンジョイしていたことは内緒だ。
とまれ、今後U-Haulは二度と使うまいと固く心に誓う。

引越し作業はTさんの金剛力の助けもあり何とか終えることができた。その後数日筋肉痛と疲労で倒れ、さらに風邪で床に臥せったことは、また別の話。
知人から一眼レフカメラのレンズを借りて、近場で撮影。
75mm-300mmの望遠レンズで、35mm版相当では450mmとなる、かなりの高倍率。
一眼カメラで撮影すると、風景が肉眼よりも断然きれいに見えて驚かされる。視力の良かった頃はこんな風にビビッドに世界が見えていたのかなー。と遠い目になる。

望遠レンズを使って便利だったのは、動物や子供などの近くに寄ると逃げたり襲い掛かってくる被写体を遠くから移せる点だ。もっと遠くのものズームで写したい、という用途には300mmではちょっと物足りない。
また、大抵の用途には35mm前後の広角レンズのほうが使いやすそうだ。ということで、自分が購入するのはF1.8くらいの35mm単焦点レンズにしてみようと決意を胸にしつつ機会を伺う。

野生の王国

鳥とカメ。比較的縁起が良い組み合わせだ。カメはその後一日中甲羅干しをしていた。のどかだ。


野生のトンボ。写真はトリミングしてあるのでやや反則。
この付近には大き目の虫が少ないのだが、鳥や獣に食べられているのか?
そういった理由からか、文化的な理由からか、メリケン人はあまり虫に興味がないようだ。近所のペットショップに行くと、金魚、熱帯魚などと並んで、トカゲ、カメレオン、蛇、でかいムカデ、でかいクモ、でかいヤスデなど、夢に出てきそうなグロテスクな生き物はどこでも扱っている。が、カブトムシなどの日本人でいう王道の昆虫はお目にかかったことがない。


道行くネコ。大抵のネコは写真を撮らせてくれないので、望遠レンズがあると重宝しそうだ。眼光鋭いネコ。台詞「ギニャー」


野生のカモと戯れる人々。餌付けされているカモは野生というのだろうか。

帰宅後、ラップトップPCを立ち上げようとすると、起動せず。ハードディスクがクラッシュしているようだ。万物は流転するとアルキメデスも言ったらしいが、できればもう少し耐え忍んで欲しかった。合掌。人生の2%くらいの時間はPCの復旧作業に費やしているような気がする今日この頃だ。
SCE、Nintendo、MicrosoftのE3プレスカンファレンスをストリーミング配信で視聴。低画質版の配信が無料であることに気づかずに有料登録をしたことに、最初はげんなり。(有料課金サイトには、敢えて誤解を招くような表現が多い)が、思いのほか高画質版ストリームが快適なので満足した。
http://www.gamespot.com/e3/e3live.html

SCEカンファレンスについては、なんというか、大変そうだなぁー、という印象。価格設定については土壇場で$50値下げして値ごろ感をかもし出すという戦略もあるかと思うが、現状でのDisappointmentを考えると、もう少し発表を待ったほうが良かったのではないだろうか。クロック表記の消去や重量、スペックダウンをひっそりと開示するなど、苦心の跡が伺える。デモ&プレゼンもやや歯切れが悪い。

Nintendoカンファレンスは、岩田社長のプレゼンテーション技術がさらに上達していて驚かされた。前回GDCの時点に比べて、身振り、手振り、間の取り方などが進化している。また、コントローラにスピーカをつけるという仕様はWiiのコントローラにマッチしていて良いのではないだろうか。

デモンストレーション、ムービーの中ではMGS4、LostPlanet、ソニック・ザ・ヘッジホッグのトレーラが目を引いた。ソニックのトレーラーはここ5,6年目を引くことが無かったのだが、スピード感を強調した演出とモーションブラーの所為か、今年のトレーラーは格好良い気がした。
自分の目が節穴になったのかもしれないが、その他の日本タイトルは、ちょっと苦しいものが多い気がする。

MGS4のトレーラで気になったのは、主人公の自殺を思わせる演出がある点。アメリカ大衆文化ではキリスト教の影響から自殺はタブー視され、細心の注意を持って扱ったほうが良い題材だ。
ハリウッド映画では(知る範囲では)「テルマ&ルイーズ」、「エイリアン3」、「天と地」、「ディア・ハンター」、「ターミネータ2」などで登場人物が自殺する結末だ。
描き方としては
  • 戦争のなかの狂気(天と地、ディア・ハンター)

  • アメリカンニューシネマ的な、抑圧からの開放的(テルマ&ルイーズ)

  • 宗教的な"贖罪"を予感させる演出(エイリアン3)

  • 自分は自殺できないから助けて的なこじつけ(ターミネータ2)

  • などのパターンだ。MGS4トレーラのような、観念的/武士道的な結末はアメリカ人には受容度が低く、本トレーラーにおいては少なくともポジティブな効果を出していないのではないだろうか。

    また、MGS3は北米市場では期待されたほどのセールスをあげることができなかったが(北米約150万本)、これは、ベトナム戦争を想起させるトレーラーが影響したのではないかと勝手に解釈している。
    ベトナム戦争もアメリカン大衆的には微妙なテーマなので、商業的な達成度という観点からは避けたほうが良いテーマだろう。

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    カルフォルニア在住の最適化エンジニア。ゲーム機開発、ミドルウェア開発に携わる。最近はコンパイラ開発が趣味。子供二人。 Twitter
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